日本の美しさを再発見したいブログ

旅行記事は自分の為の忘備録、他の記事は読んだ方の役に立つ記事

日本でのみ大幅規制緩和で増え続けるラウンドアップ及び日本で安全な食を探す

過去、食分添加物・ネオニコ系農薬を解説してきましたが
ラウンドアップの事はもう少し書きたいと思います


最後に『お金かかっても安全な食品が欲しい』
という方の為のまとめを加えました



ラウンドアップは主成分グリホサートに企業秘密の何かの成分を
加えたモンサント社の製品です(現在はバイエル社傘下)
本来は、遺伝子組み換え作物と併用することで
その作物につく害虫や周りに生える雑草を駆除し
収穫を上げる目的で開発されたものです
日本では雑草の駆除に広く使われてお馴染みですね


これだけだといいことづくめのようですが、
2015年、国際ガン研究機関が「発癌性がおそらくある」と発表
2016年のアメリカ国内の訴訟から安全性の基準が嘘と判明
世界中で訴訟が起こされ、モンサント(バイエル)は相次ぎ全敗
未和解訴訟除いて約1兆1600億円で和解同意したといわれてます


ラウンドアップには発癌性以外にもさまざまな危険性が
時がたつにつれ指摘されてきました
神経損傷・内分泌攪乱・腸内善玉細菌減少・耐性菌と作る等のほか
環境ホルモン的悪性遺伝伝達も動物実験で報告されてます


こうみてくるとネオニコ系農薬と似たような危険性が伺われます


論文の中には、グリホサートは危険ではない、
というものも後に多く出てきてます
さてどちらが正しいのでしょうか?


現在世界では、EU・アジアの多くの国では
ラウンドアップ販売禁止・使用禁止ないしその方向に動いてますし
そのため、今この日本がラウンドアップの最大の上客です
(1990年から2017年まで日本国内総出荷料は5倍に増えてます)
2017年12月、日本ではグリホサート残留基準値が大幅に引き上げられました
数値は改正前の何倍かを示します
小麦6倍・大豆1.5倍・ライ麦150倍・トウモロコシ5倍・蕎麦150倍
ひまわり種子400倍・ベニバナ種子400倍・牛の食用部分2.5倍


残念ながら、日本はアメリカの要求を断れない国、であるようです
規制を緩め使用料を増やしアメリカ企業の売り上げに貢献する・・・


日本人はグリホサート耐性がとても高いと言う研究結果があればよいのですが
当然ながらありません



今遺伝子改良食品を避けるには。『単体』で(たとえば豆腐や納豆)
遺伝子組み換え不使用と記載されてれば避ける事が出来ます
ラウンドアップ使えば枯れてしまうので当然未使用です
しかし、2013年4月1日からこの表示が不可能になるそうです
アメリカ(モンサント)からの要求の為といわれています


最後にアメリカ産小麦の危険性を伝えます
小麦は遺伝子組み換えではないでしょうと思うかもしれませんが
実は、プレハーベストが広がっているそうです
これは、収穫前の小麦を早く枯らし効率を上げるために
ラウンドアップをまいて小麦の枯れるのをコントロールするためです
アメリカ産小麦のほぼすべてからグリホサートは検出されてます
(この方法は北海道産じゃがいもで1部使われているそうです)


日本人の平均寿命は確かに延びています
男性79.55歳・女性86.30歳
健康寿命は男性70.42歳・女性73.12歳
このまま健康寿命が伸び続ければ良いのですが・・・・
食品添加物・ネオニコ系農薬・ラウンドアップに囲まれた日本の食環境で
どうするかは、
『国が動かない』以上、私たちで考えていくしかありません
 一言付け加えると、本当の危険は『複合性接種の長期的影響』ですが
これは時間がたたないとわからないでしょう
日本は食の安全の国を挙げての実験場のようです




お金がかかりますが、考えうる安全な食の方法です
*印3点は比較的安く手に入ります
 米・野菜・果物→無農薬栽培
 豚肉・牛肉・鶏肉→遺伝子改良作物不使用の餌で育てたもの(プレハーベストはダメ)
*有機栽培→糞利用なら上記餌で育てた家畜のもの使用
                   米・野菜・果物等は無農薬よりは安いです
*魚→養殖物や調理品は避けた方が良い
   缶詰は安心(ただし塩分が多いので食べ過ぎは避ける)
 水→住まいの水道水にどれだけネオニコ系農薬が入ってるかは
   ㈱食環境衛生研究所で33000円で調べてもらえます
   これで安心するか、駄目なら*湧き水飲料水購入


調べたところ、『食べチョク』というサイトではかなり安全な食品を
扱ってます
個別の農家情報なども見られますし、農家へ質問もできるようです


3つの危険性を理解すれば応用が利きます
アメリカ産小麦危険→パン製品危険→添加物加えた菓子パンはとんでもなく危険
3大危険物かもしれないものの概要を理解すれば
応用が利くようになりますし、安全そうで安全でないものとかもわかります



利益中心の今の世の中、農業とは?の在り方も考え直したいです
最後に、前回末尾紹介の「夏子の酒」の中の豪田さんという人の言葉を
紹介しときます(途中3文字だけ削除してあります、厳しすぎたので)


昔の農家は貧困との戦いだった
だが、今は贅沢との戦いだ
こいつに負けて本来の目的を忘れるやつがゴロゴロいる
農家の本来の目的は人の命を守ることだ
農作物は飢えの時も豊作の時も分かち合うものでなければならない
まして国や企業の利益追求の手段であっては断じてならない
農業に金と物の論理を持ち込んではならない
生命の論理に立ち自然に感謝し生きる事・・・
それが百姓の条件だ



これを時代錯誤とるかどうかは読む人次第ですが
食の本質を突いた言葉と感じました

×

非ログインユーザーとして返信する